「うちのキッチンって食洗機を後付けできるんだろうか」——この質問への答えは、実はキッチン本体のメーカーとシリーズによって変わります。同じ「ビルトイン食洗機の後付け」でも、キャビネットの構造次第で対応できる・できないがはっきり分かれるため、まず自分の家のキッチンがどのメーカー・シリーズなのかを確認するところから始める必要があります。

後付けできるかは「キャビネットの中身」で決まる

食洗機の後付けは、シンク下やコンロ下の収納キャビネットを1か所転用して設置します。このキャビネットが食洗機に対応できる素材・構造かどうかが、後付け可否の分かれ目です。メーカーによっては、キャビネットが金属製で加工ができない、あるいはキャビネットのシリーズが廃盤になっていて扉パネルの色や柄を合わせられない、といった制約があります。

LIXIL:主要シリーズは対応、廃盤色は要注意

LIXILのシステムキッチンにはリシェル・ノクト・シエラ・AS・ESなどのシリーズがあり、いずれも45cm・60cm・75cmのキャビネットに食洗機を後付けできます。スライドオープンタイプ・フロントオープンタイプのどちらにも対応可能です。ただし、キッチンのシリーズや扉の色がすでに廃盤になっている場合は、既存パネルと完全に色を合わせるのが難しく、代替色での対応になることがあります。

クリナップ:木製キャビネット(ラクエラ)のみ後付け可能

クリナップのシステムキッチンには、ステンレス製のセントロ・ステディアと、木製のラクエラがあります。後付けに対応できるのはラクエラ(木製キャビネット)のみで、ステンレスキャビネットのセントロ・ステディアは後付け不可です。これはクリナップのキッチンを検討・所有している家庭にとって、他メーカーとの大きな違いになります。対応可能なラクエラでも、45cm・60cm・75cm・90cmのいずれかのキャビネットに設置する形で、基本工事費は6万円〜7.7万円程度(税別)からとなっています。

タカラスタンダード:ホーロー製キッチンは加工不可のケースあり

タカラスタンダードの特徴は「ホーロー」の高品質なキャビネット素材です。この素材の耐久性の高さがメリットである一方、ホーロー製キャビネットは穴あけなどの加工ができないため、海外製食洗機の後付けが施工不可になるケースがあります。国内メーカー品であれば45cm・60cm・75cmのキャビネットに、浅型・深型・前開きタイプなど複数の選択肢から後付けできますが、検討する食洗機のブランドによって可否が変わる点は要注意です。

自分の家のメーカー・型番を確認する方法

キッチンの引き出しの内側や、シンク下キャビネットの側面に、メーカー名と型番が記載されたシールが貼られていることが多くあります。リフォーム会社や食洗機の取付業者に相談する際は、この型番を伝えるとスムーズに可否判定が進みます。建築時の図面や仕様書が残っていれば、そちらでも確認できます。

まとめ

食洗機の後付け可否は、キッチンのメーカーだけでなく「シリーズ」「キャビネットの素材」まで踏み込んで確認する必要があります。特にクリナップはステンレスキャビネットで後付け不可、タカラスタンダードはホーロー製で海外製食洗機が施工不可になるケースがある、という2点は事前に知っておくと相談がスムーズです。費用の目安はビルトイン食洗機の後付け費用の記事で解説しています。

よくある質問

Q. クリナップのキッチンには食洗機を後付けできますか?

A. 木製キャビネットのラクエラであれば後付け可能です。ただしステンレス製のセントロ・ステディアは後付け不可のため、自宅のシリーズを確認する必要があります。

Q. タカラスタンダードのキッチンで後付けできない場合がありますか?

A. あります。ホーロー製キャビネットは穴あけなどの加工ができないため、海外製食洗機の後付けが施工不可になるケースがあります。国内メーカー品は対応可能な場合が多いです。

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