太陽光発電は「新築時にハウスメーカー経由で付けるか、入居後に専門業者に依頼するか」で意見が分かれる設備です。当サイトでは「条件次第」と判定していますが、それぞれにメリット・デメリットがあり、単純にどちらが得とは言い切れません。この記事では判断材料になる論点を整理します。
価格の目安(5kWの場合)
| 項目 | 建築時(HMオプション) | 後付け |
|---|---|---|
| 価格目安 | 100万円〜130万円 | 110万円〜150万円 |
数字だけ見ると建築時の方が安く見えますが、これには理由があります。
新築時が有利な点:足場代とローン組込み
新築時は建物本体の工事と足場を共用できるため、太陽光発電専用の足場代がかかりません。また、住宅ローンに組み込めるため、初期費用の負担感が小さくなるのも大きなメリットです。新築時の設置費用は平均28.6万円/kW(2024年実績)というデータもあります。
後付けが有利な点:相見積もりと固定資産税
一方、後付けには新築時にはない強みがあります。
- 業者を自由に比較できる:ハウスメーカー経由だと提携業者の言い値になりがちですが、後付けなら複数の専門業者から相見積もりを取り、10〜20%程度値引きできる余地があります
- 固定資産税の課税対象外になりやすい:新築時に建物と一体で設置すると、太陽光パネルが固定資産税評価額に含まれるケースがありますが、後付けの場合は対象外になることが一般的です
本当の論点:「HM提示価格は相場より高くないか」
実は新築 vs 後付けという二択より大事な論点があります。それは、ハウスメーカーが提示する太陽光発電の価格が、専門業者の相場と比べて割高になっていないかという点です。ハウスメーカーは提携業者経由で提供することが多く、その分マージンが乗っている可能性があります。
新築時に太陽光発電を検討する場合も、ハウスメーカーの提示額をそのまま受け入れる前に、太陽光専門の一括見積もりサービスなどで相場観を確認しておくことをおすすめします。
見送る場合に準備しておくべきこと
新築時に太陽光発電を見送る場合も、将来の後付けをスムーズにするために、屋根の形状・向き、パワーコンディショナーの設置場所となる配線経路だけは太陽光導入を前提に設計しておくと良いでしょう。
向いている家庭・不向きな家庭
- 向いている家庭:日照条件の良い南向き屋根、電気使用量が多い家庭、EV・蓄電池との連携を考えている家庭
- 不向きな家庭:北向き・狭小地・影の多い立地
まとめ
太陽光発電は新築時・後付けのどちらにもメリットがあり、一律に「こちらが得」とは言えない設備です。ハウスメーカー経由の価格が相場より高くないかを確認しつつ、足場代やローン組込みのメリットと、相見積もり・固定資産税のメリットを天秤にかけて判断することをおすすめします。詳しいデータは太陽光発電の設備ページ、家庭用蓄電池との組み合わせもあわせてご検討ください。