「マンションだから乾太くんは無理」と思われがちですが、条件がそろえば設置は可能です。ただし戸建てと違い、マンションには管理規約・管理組合という戸建てにはないハードルがあり、分譲か賃貸かでも話が変わります。ここでは条件・費用・分譲/賃貸の違いを整理します。
結論:分譲は管理組合の承認、賃貸は原状回復がハードル
分譲マンションは、管理規約でベランダへの設置や外壁工事が禁止されていなければ、管理組合の承認を得た上で設置できます。一方賃貸マンションは、退去時の原状回復や外壁への穴あけが原則NGとされているケースが多く、設置のハードルはより高くなります。共通して言えるのは、オール電化のマンションはそもそもガスが通っていないため設置不可という点です(この場合の対応はオール電化住宅への設置記事で解説しています)。
設置できる場所:基本はベランダ
マンションでは、給湯器がベランダ側に設置されている住戸であれば、雨のかからない軒下部分に設置するのが一般的です。排湿筒の経路や管理規約による制約が大きいため、排湿方向の自由度が高い「軒下設置モデル」を選ぶケースが多くなります。
見落としやすい条件:避難経路の確保
マンションのベランダは、消防法・建築基準法上、隣戸との行き来や避難のための通路幅60cm以上を確保する義務があります。乾太くん本体を置くことでこの通路をふさいでしまうと設置自体が認められないため、ベランダの奥行き・形状によっては設置スペースが足りないケースもあります。
設置費用の目安:戸建てよりやや高め
| 項目 | 戸建て(後付け) | マンション(後付け) |
|---|---|---|
| 費用目安 | 15万円〜30万円 | 18万円〜25万円 |
マンションはベランダ設置が主流になる分、排気方向や景観規定、配管距離の影響で戸建てよりも工事費が上振れしやすい傾向があります。ただし戸建てのように排湿ダクトを外壁の任意の位置に通せるわけではない分、選べる機種・設置位置の自由度は下がります。
分譲マンションで設置するまでの流れ
- 管理規約の確認:ベランダへの設備設置・外壁工事の可否を確認
- 管理組合・管理会社への申請:承認が必要な場合は、工事内容・設置場所の資料を添えて申請
- 現地調査:設置スペース・避難経路・排湿経路を専門業者が確認
- 工事:承認後、軒下設置モデル等を使って設置
賃貸の場合は、まず管理会社・大家に相談し、そもそも設置自体が認められるかどうかの確認が最初のステップになります。
まとめ
マンションでの乾太くん設置は不可能ではありませんが、戸建てにはない「管理規約」「管理組合の承認」「避難経路の確保」という制約があります。分譲は交渉次第で設置できる可能性がありますが、賃貸はハードルがより高いのが実情です。検討する場合は、まず管理規約を確認した上で、管理組合・管理会社に相談することから始めるのが現実的です。戸建ての後付け費用や設置条件の基本はこちらの記事で解説しています。
よくある質問
Q. マンションでも乾太くんは設置できますか?
A. 条件がそろえば可能です。管理規約でベランダへの設置や外壁工事が禁止されていないこと、管理組合の承認を得られることが前提になります。オール電化のマンションはガスが通っていないため設置できません。
Q. マンションの設置費用は戸建てと違いますか?
A. マンションは18万円〜25万円が目安で、戸建て(15万円〜30万円)よりやや高めになりやすい傾向があります。ベランダ設置による排気方向や配管距離の制約が主な要因です。